2018.9.21 13時公演 宝塚大劇場月組公演 『エリザベート 〜愛と死の輪舞〜』
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珠城りょうと、本公演で退団する愛希れいか率いる月組が名作に挑む。
珠城りょうは今まで精悍な役どころが多く、「陰」か「陽」でいえば「陽」のタイプであるため、黄泉の帝王であるトートをどのようなアプローチで演じるのか関心を寄せていたが、「最後のダンス」は正統派 宝塚男役然としており流石であった。
愛希れいか演じるシシィは、豪華な衣装に負けず抜群の存在感であった。小動物のようで愛らしい彼女だが、エリザベートとして、国を背負う皇妃として、威厳を漂わせていた。
また、この演目の見所の一つであるシシィのソロ「私だけに」では、見事な歌唱と表現力で舞台全体をにまさにシシィだけの空間を作り上げていた。
美弥演じるフランツは、母親であるゾフィーに抗えない弱々しさや線の細さが前面に押し出されており、それもまた一興であった。
月城が演じたルキーニは狂気を滲ませており、眼を剥き出しに開いて高らかに笑う姿は、まさに無政府主義者かつトートに心酔する彼そのものだった。
既成のイメージに囚われることなく、今までにはない新しいベクトルに仕上がっていた。
「エリザベート」という大作が成長し続ける様子を垣間見た気がした。(古門)
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