みゆう設計室

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みゆう設計室は母・主婦目線のデザインで新築住宅、リフォーム・リノベーション、インテリアの設計・監理を行う神戸の一級建築士事務所です。家族の暮らしから、住まいをデザインしています。心地よく暮らしやすい住まいの様子を紹介します。ホームページでは事例やいえづくりレシピを紹介しています。

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バルコニーに面した室内干し空間、タイル貼りのインナーテラス。花粉症でもあるし、基本的には部屋干しをしたい、というご要望から生まれた空間です。
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すぐ横に洗面所の洗濯機。洗濯機から直に洗濯物を取り出せるインナーテラスなので、もし外干しをする場合でも一度この空間でハンガーにかけてから外に干せるのでゆったりと洗濯物を干せます。
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そんなインナーテラスの一番のオススメはたっぷり収納。部屋着やタオル類、ストック品や洗濯用グッズなどを収納できます。この収納があることで、洗濯物を干している時も、片付けたときも、いつも空間がスッキリしますね。
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部屋干しするときは電動の干し姫サマ(室内干しユニット)を天井近くまで上げればOK。扇風機を回して空気を循環させて乾きやすくしているそうです。
パインの無垢フローリングに、呼吸するシラス壁。自然素材を基本にした家は空気環境が良く心地よい住まいになりますが、ナチュラルな印象が強くなり、カラーを使ったインテリアにするのが少し難しくなります。
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「フレンチナチュラルスタイルの家」では、自然素材を使いながらもカラーを活かしたインテリアにしたい、というご希望で子ども部屋の窓枠やドアをパステルカラーにペイントしました。女の子の部屋はベビーピンク、男の子の部屋はミントグリーンです。
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窓枠に色を入れたことで、色柄の鮮やかなカーテンもナチュラルな仕上げの空間に馴染んでいます。とても優しく可愛らしい子ども部屋ですよね!
家事ラクで無駄なスペースの無い家にするコツは、通路としての廊下の床面積を極力減らすことだと思っています。廊下の面積が増えるということは、お掃除をする床が増えるということ。それなら通路以外の機能を持つ「使える廊下」にしておいた方が良いと思うのです。
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「家族が集う家」の個室前廊下は日当たりの良い南側。通常の廊下の倍の幅があり、家族の共有本棚や共有デスクを設けています。
洗濯物をバルコニーで干す時も作業がしやすく、また部屋干しや洗濯物を畳むのにも有効な空間です。
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ロフトに上がれる階段状の本棚に腰掛けて本を読んでも良いですし、天井が高くてリラックスできるサブリビングにもなります。
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収納は奥行が深いものよりも、浅くて全体が見渡せる方がモノの管理がしやすくなるので、廊下に収納を設けるのはおススメ。特に家族の共有のものを収納できると便利です。
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また、廊下を極力短くできると、動線が短くなるので、基本的には廊下は短い間取りの家を考えるようにしています。
2階の廊下に天窓と天井までの高さの本棚。
壁にはブラケット照明。
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家族の共有空間に本があると良いけれど、リビングダイニングには本を置いておきたくない。見た目にもごちゃごちゃしてしまうから。そんな時は2階の家族の共有空間である「廊下」を利用します。
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廊下は通路としての役割にプラスアルファの機能を設けると、家に「使える空間」が増えます。ひとつはリラックス空間として使うこと、もうひとつは収納スペースとして利用すること。
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「都会の小さな森の家」の場合は2階の廊下に本棚を設けました。階段をおりるとすぐリビングダイニングがありますし、個室に置かない分の共有の本を置けます。文庫本などを多く収納されています。
キッチンのゴミ箱ワゴンや調味料ワゴンは使う場所(コンロ横やシンク横)に移動させて使えるので好評ですが、デスク周りのワゴンも人気があります。
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ワゴンというと、収納がカゴでできていたり中身が見えるもののイメージを持たれがちですが、造り付け家具の一部としてワゴンを作ると引き出しの一部のようにも見えます。
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見た目は引き出しとあまり変わりませんが例えばおもちゃ用の収納ワゴンであったり、ランドセルワゴンであったり、移動して使う可能性があるものは引き出しよりもワゴンの方が便利なのです。
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「コラベルのある暮らし」のダイニング収納は、プリンターを収納できるワゴンを設けました。引き出しを開けた状態では使いにくいものも、使用する時だけデスク横の扱いやすい場所に移動すればOK。使う場所で使いやすい収納。おススメです!
いえづくりをするときの「モヤモヤ」。住宅設計「する上で、これが「スッキリ」になるまでアイディアを出したり対話を重ねたりします。
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いえづくりの「モヤモヤ」は「シミ」のようなもの。消さずに置いておくと、365日気になって、何年も蓄積して深く大きなシミに変わることがあります。
そんな「シミ」を作りたくないので、早めにスッキリ解消させます。
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例えば数ミリの段差、僅かの奥行不足、なんとなくイメージした色と違う!などなど。
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設計者にとっては家は完成したら仕事としては終わりですが、建築主にとっては家が完成してから暮らしが始まるのですものね。その先の長い暮らしを、いつも心地良いと感じてもらうために。
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日々、住まいのモヤモヤを解消するためのご提案やアドバイスを重ねていきます。
トイレに収納しておきたいもの。トイレットペーパー、トイレ掃除用具、生理用品。あまり見せたくないから扉の中に収納しておきたいけれど、トイレットペーパーがなくなったら各自で交換してほしい。二連のペーパーホルダーでも家族がなかなかトイレットペーパーを補充してくれないという話を聞きます。
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トイレはそれほど大きなスペースを確保しないことも多く、収納を吊戸棚に頼る家も多いでしょう。取り出しにくさから、作業の「めんどくさいポイント」が上がります。扉を開けることも一つの動作、めんどくさいポイントになりがちです。
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そのため一部をオープン収納にして、家族に自分でしてもらいたい「トイレットペーパーの補充」を促すようにしています。
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隠す収納とオープンの収納。使いやすさを考えて、使い分けるのがオススメです。
キッチン→パントリー→シューズクローゼット→玄関。
「都会の小さな森の家」は比較的コンパクトな床面積にも関わらず、収納を裏動線にまとめているのでゆったりとした暮らしをしてると感じられます。
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パントリーの一部は階段下収納。引き戸でクローズできます。この階段下収納の中には掃除機などの掃除用具、新聞や瓶カンなどのゴミ置きに使われています。処分前のダンボールなども置き場がないと困るという声を聞きますが、ストック品を置く場所と処分品を置く場所が隣り合うのでとても楽な間取りです。キッチン自体もスッキリさせられます。
IKEAのキッチン収納ツールっておしゃれで使いやすい。でもこの収納トレイ、IKEAのキッチンサイズに合わせてあるので一般的なキッチンの収納では入らないことが多いのです。
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「都会の小さな森の家」のキッチンはとてもシンプルなキッチンですが、だからこそオーダーキッチンの良さを活かしています。浅い引き出しの奥行はIKEAのキッチン収納トレイに合わせた寸法に。これで引き出し用の包丁トレイもIKEAのものを使用しました。
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見た目がシンプルなキッチンの中身はミリ単位の工夫をしているオーダーキッチン。ジャストフィットだから心地よい。そんなキッチンです。
マイオフィスのデスクは収納たっぷりの造り付け家具。賃貸物件なので壁には固定せずぴったり壁にはめこむように積み重ねた家具です。
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この椅子は「日進木工」のダイニングチェア。このかたち、かつ座面の高さの椅子を探していました。座面の高さは39〜40センチ。デスクの高さは低めの65センチにしているので、それに合わせた低めの椅子が必要でした。
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デスクを低めにしたのは、それまで73センチの高め(ダイニングテーブルとしては一般的)だったのですが、肩こり腰痛が酷く、実験として自分のデスクで試してみたのです。
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基本は足裏がぺたんと床につくこと。肘が自然におりた位置でマウスやキーボードを動かせること。
その場合モニターが小さいと見下ろしになってしまうので、モニターは大きめのものを使用しています。
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肘つきのリラックスできる椅子。とても快適に仕事ができますし、以前ほどの肩こりに悩まされることはなくなりました。
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事務所の打ち合わせテーブルもテーブル高さ、ベンチや椅子の高さを同じく低めにしているので、来所されるかたには落ち着くと喜ばれます。でも難点は立って作業するときには低すぎる…それこそ腰痛になります。キッチンのカウンターの高さが合わないとしんどい理由もよく分かりました。
古い家の良さを活かしたリノベーションの家に置かれた、黒電話。
とても、馴染む光景。
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この「本の間」は三畳くらいのスペースに壁いっぱい本が収納できる空間です。少ないスペースにたくさんの本を置けるように、吊り戸は全て奥行の浅い文庫本や漫画、新書程度の本がたくさん入るように計画。下部には図鑑やファイルボックスなどが入るように奥行を深めにしました。
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その間のスペースにこの黒電話が置かれています。どこに何の本が置かれているのか分かる状態だと、本も読みやすくなりますね。また、本がリビングなどに出て来てしまうと雑然としたり地震の時などの本の飛び出しや本棚の転倒を避ける意味でも、本の定位置を集中させるといいなと思いました。ちょっと狭い空間だから落ち着く場所でもあります。
キッチン背面収納のかたちで最近人気なのは吊り戸棚の下に設けた浅いオープン収納。「ナチュラルモダンな家」のパントリー収納にも設けています。
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「細長いもの」や「薄くて大きいもの」は意外と収納場所に困ります。この収納スタイルはオーブンレンジのトレイの収納場所として最初にデザインしました。
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「ナチュラルモダンな家」の場合、置き場所に困っていたのは飲み終わったあとの牛乳パックと水筒でした。牛乳の消費量が多く、洗った後に置き場所がないし見た目もごちゃごちゃするということを気にしていたそうです。そこでこのオープン収納の一部は底に水切り用のステンレス格子にして湿気がたまらないようにしています。
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子育て家庭では水筒置き場も場所をとって困る!と言われがちです。水筒も横に差し込むように収納できると見た目もスッキリし、誰の水筒かが分かりやすいですね。ラップやホイル類もこのスタイルの収納で使いやすくなると思います。